うろうろ日記
 
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  2006年4月30日(日)   青梅天狗岩
 すでに700座以上登っているSさんが、「こんなところにもあるのネ〜」と感心されていたように、青梅駅から少し山には入れば緑に囲まれた静かな山道があるのです。
 あまりに良い道なので時々マウンテンバイクが走ってくるのが玉に瑕。でもなかなかエチケットも浸透してきたようで、ニコニコ楽しげに「こんにちはーッ済みませ〜ん」と声をかけながら自転車を降りて追い抜いてゆく。ああされると「こんなところを自転車で走るなよな」なんて文句も出なくなるから不思議だ。それぞれの方法でアウトドアーズを楽しんでいるのだから「まッいいか!」
 それにしても緑がきれいだ。足下はもう少し花があるかと思ったが少なめだ。でも初めから終わりまで、チゴユリが道の両側に咲き誇っていた。その他ホウチャクソウ、ミツバツチグリ、ネコノメソウ、その他、木の花はレンゲツツジが3分咲き。天狗岩に向かう階段横に1株ハナイカダがあった。
 スーパーGだったけどとても気持ちの良い道で皆さんも元気!馬引沢峠から下るつもりだったが、舗装泥が長そうなので、要害山へも足を伸ばしてGクラスになった。道が良いので楽しく歩きとおせたようだ。
写真:文字通りのグリーンシャワーウォーキング
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  2006年4月26日(水)   六甲山地縦走3
 魚屋道から六甲最高峰に向かう。登り1時間20分のコースタイム。地図だけで見るととても上れそうではないのに歩いて見ると1時間半ほどで上ってしまった。
 宝塚への道は舗装道路歩きは少なく、ほぼ山道を歩ける。
 今回のコース全体を通じて、期待した草花にはまだ早かったようでほとんど咲いていなかった。シャクナゲなんかも咲く時期ならとてもきれいだろうと想像できた。
 しかしツツジだけは最盛期。花の色も濃く鮮やかに咲いていた。
写真;ツツジのトンネルのような道を歩く。
 
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  2006年4月25日(火)   六甲山地縦走(迷走?)
 六甲全山縦走路は一応一本線でつながっているが、派生する道がたくさんある。ルート通りだと舗装道路歩きが多いので、なるべく土の道を歩こうと右に行ったり左に行ったり。アゴニー坂〜穂高湖〜三国池〜三国石〜ダイアモンドポイント〜六甲記念碑台〜みよし観音〜極楽茶屋。
 予想より時間もかかった。その割に正直なところあまり面白みのない道ばかりである。
 さて、極楽茶屋から、楽な紅葉谷へ降りるか迷ったが、予定通り番匠屋畑尾根を下る。これは大正解だった。
 ここに入ってやっと山歩きという雰囲気に。結構急な下り。でも下りっぱなしではなく時々適当な登り返しもあって膝を休ませてくれる。湯槽谷山を越えるあたり方ミツバツツジが咲き始め徐々にその数が増して登山道はもちろん左右の山肌もピンク色。
 湯槽谷山、灰形山、落葉山の有馬三山をすべて踏み越えて行こうと思っていたところ、エアリアマップと園地の山名や案内標識などそれぞれに違った指定がされていて、ここでもあっちこっちと迷走する羽目になった。
 最後の舗装された急さかを嫌々下ってバス停に。迎えのバスに乗ってホテルに着きチェックイン、何か予想していたより超豪華で、何かの間違って豪華ホテルを予約してしまったのか?宿泊費は大丈夫か?という心配がよぎった。
 すると、フロントのお嬢さんが
 「お客様。申し訳ありませんがご予約はこちらではなく姉妹館の楽山の方でございます」
 確かに「兆楽」と書いたバスに乗ってくれと言われたのだが、運転手はてっきり兆楽の客と勘違いして兆楽につけてしまったようだ。
 ここでも迷走!すぐバスに乗って楽山へ。ここは予想していた程度の宿でやっと落ち着いたものだった。
写真:コース途中の三国石。この上に上ったが、本当に三国が見渡せたのかな?
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  2006年4月24日(月)   六甲山地縦走
 新神戸駅から早速歩き出す。エアリアマップに従って旧摩耶道に入ろうと川沿いの急な舗装道路を歩いていると対岸の家から「どこへ行くんじゃ」と声がかかった。こっちからの道は地震以来崩れてとても歩けないから、もう秘湯向こうの尾根へ回れと教えてくれた。
 200段を超す雷声寺の石段を登りやっと登山道に入る。常緑広葉の森の中を進む。たぶん滝修行の場所と思われる行者小屋あたりはツツジが最盛期でトンネルをくぐるような感じだ。
 天上寺の焼け跡である史跡公園にはまたまた急階段が続く。眼下には神戸の町並みと海が見えてきた。
 摩耶山山頂は天狗石があるだけの、はっきりしない山頂である。ここから今日の宿オテル・ド・摩耶へはすぐ。
 チェックインして摩耶植物観察園へ遊びに行ったが、観察園という割りには自然を残したままというかほったらかしといううか・・・。
 今年はまだ寒さが続いたのか花も遅れ気味のよう。やっとヒカゲツツジが咲いていたのが良かった。
 フルコースの夕食の後、ホテルの庭に出て夜景を見に行く。多少もやってはいたが、なかなかきれいな神戸市街の夜景だった。
写真:地図にはヒカゲツツジ群生地と有ったが数株咲いていただけだった。 
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  2006年4月19日(水)   秋山山地縦走D最終回
 冬の間歩き続けてきた秋山山地も最終回。高柄山へセミバリエーションともいえる東陵から登りました。
 上野原からタクシーで金山地区の手前で下車。ムラサキケマンが迎える沢筋の踏み後に入り、東陵に東陵にとりついた。
 藪こぎも今年はこれで終わりだと感じさせるように、木の葉も濃くなった尾根道を急に上ったり下ったり。足下にはそろそろ咲こうとしている草花が目立つ。イチヤクソウ、ヒトリシズカ、ヤブレガサ、キランソウ、ハリゼンボンなど。目の高さにはヤマツツジの花もかなりほころんできていた。
写真:木の葉に邪魔されながら急さかを登下降。
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  2006年4月15日(土)   月山スキー
 掲示板にも出てますが、月山ではまともなゲレンデは滑らず、ほとんど樹林帯ばかり滑っていました。
 石跳沢を下ったとき最後道路に出るところで、4メートルを超える壁に阻まれました。道路に沿ってすこし戻ればいいのですが、遊んでしまえとロープを出してロアーダウンで降ろすことにしました。
 下の道路は迎えの車が行き来するし、車待ちのボーダーたちが興味深げ(不振気?)に眺めていました。でも全員が無事下降し終わったときは思わず拍手されてしまったのです。
 そのときの写真がないのが残念。
写真:樹林帯を察そうと。
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  2006年4月10日(月)   雪の立山スノーシュー@
 天候は今ひとつで、もしかしたら冷蔵庫のような宿の部屋で3日間閉じこもりかと心配していたけど、2日目3日目は何とか晴れ間も見せる天気に回復した。
 一般客は我々パーティーだけ。富山湾を眺め、剣岳も大日三山も雄山も顔を出し、トレースのない雪原を歩いて室堂山展望台でも薬師岳方面の景色も楽しめた。
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  2006年4月10日(月)   雪の立山スノーシューA
 同じ日に(社)日本山岳ガイド協会の研修会や検定会が行われていて、途中彼らが雪の層のチェックなどを行っているところによって見学もした。
写真:雪を掘って雪層チェックしているところを覗き込む。
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  2006年4月7日(金)   中央沿線・楢の木尾根 チョンボしました
 出発の時「今日は長い行程でライトも覚悟してください。でも大峠からタクシーですから大丈夫でしょうけど。あえてゆっくりして山頂で夕焼けでも見ましょうか?」
 するとSさん「初心者の頃、冬は大峠までタクシーが入らないのを知らないで、途中で降ろされ大変な思いをして敗退したのよオホホ。」
 そのときから何となく気になっていたんですよ。

 上和田集落の一番上の民家の手前の標識に従って登山道へ。尾根に上がってからはほとんど直登の道でぐんぐん高度を稼ぐ。1139m方に着くとグンと展望も開けた。道はしっかり少しは左右のブッシュがじゃまするが問題ない。すっきりとした大峰の急登もなんのその2時間40分と快調に到着。
 その後も尾根通しでたまに岩場っぽい急登や細い場所もあるが問題なし。ただし凸凹は結構急斜面の連続でタフな道である。最後の登りは北斜面で残雪が凍りちょっと緊張する。
 雁ヶ腹摺山着16時30分少し遅れたがほとんど予定通りだ。
 この日は最初に富士山も顔を見せたが、徐々に崩れ曇り気味。全体的に展望も良い快適で歩き甲斐のある素晴らしい稜線である。
 山頂でタクシーにTELあと40分と下山開始。すると携帯が鳴り、まだゲートが閉まっていて入れないというタクシー会社から返信。
 恥ずかしながら4月に入れば問題ないと思いこんでいた石井のミスで、大峠からゲートまで2時間強の間、舗装道路を歩くことになってしまった。途中日が暮れたが、月明かりでライトは使うことなくゲートまで到着。携帯がつながらずさらに20分ほど歩いてやっとタクシーに乗れた。
 プロとしてとても恥ずかしいのですが、大変済みませんでした。
 ちなみに開くのは4月29日頃だそうです。

写真:1139mピークからすっきりとした大峰の勇姿と雁ヶ腹摺山まで広々と見渡せます。
 
  
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  2006年4月5日(水)   沼津アルプス・徳倉山
 ついに晴天伝説に黒星。東京を出るときはまだ雨は降っていなかったが沼津駅は雨の中だった。
 八重坂峠からの登り口を確認したいというSさんのご希望もあり、駅で準備を済ませ雨の中タクシーに乗り登山口へ。「こんなところを登るんですか?」という運転手の言葉を後に、すぐ滑りやすい急登の道に入った。
 本当は富士山を目の前に見ながら歩くつもりだったが、逆にコースをとった。横山への登り、徳倉山への下り登り。虎ロープや鎖もあるただでさえ急な登下行が、雨で滑りやすくなって、さらに緊張を強いられる。
 でも、頭上の桜の花びらがチラチラ落ちて、薄ピンクに染めた道はロマンティック。足下のスミレはたぶん普通のタチツボスミレだと思うが、紫の色が濃くて美しい。
 小さなウラシマソウも、タカトウダイも咲き始めだから雨に濡れてもみずみずしく元気に咲いていた。
 雨も強くなったので、徳倉山までで終了し香貴台入口バス停でタクシーを呼び、港の魚がし寿司で昼食後早々に帰途についた。
写真:桜の花びらの道

 
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  2006年4月4日(火)   中央沿線・菊花山 ECゼミ読図教室@−2
 読図教室ではこういう資料も使いました。本来は参加者のみにお渡しする特典ですが、けちなことは言わずに公表。文章だけではわからない方は是非2回目5月13日(土)の奥多摩・笹尾根熊倉山周辺(ラインナップの浅間尾根は間違い)に参加してください。
 それと、石井の著書「夏山登山のためのトレーニングマニュアル」エイ出版社版をお忘れなく!ここにも詳しく書いてあります。

図の説明
P=地図上で、現在自分がいる場所。
X山=今見えている山   岩山=地図上のX山
Y’=地図上に有って、本物を見つけたい山  Y=実際に見える山
A&A’=自分が立つ場所

初めにやること
 地図を正しい方向に置く。
地図は上が北になっている。
磁石で北の方角を確認する。
磁石が示す北方向に地図の上方が向くように地図を回して置く。 

イ)見える山の名前を見つけよう
今見えているX山の名前を地図上で探して名前を見つけるには
1)見えている実際のX山とおいた地図上のP点を結んだ反対側に立つ(A点)
2)X山とP点を結んだ線を地図上に想定する。
3)地図上に想定した線上に有る山を探す。
4)見つかった岩山がX山の名前である。

ロ)地図上に有る山が今見えているたくさんの山の中のどれであるか探してみよう。
1)地図上で見つけた雪山とP点を結んだ反対側に立つ(A’点)
2)P点と雪山を結ぶ線の延長上に見える山を探す。
3)その延長上に実際見えてきたY山が雪山である。
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  2006年4月4日(火)   中央沿線・菊花山 ECゼミ読図教室@
 大月駅前に出て空を見上げると目の前に見える山。それが菊花山だ。さっそく歩き出しバイパス工事の茶目登山口を探すのに多少手間どいながら山道に入る。ほぼ40分程度で山頂に到着。予定していた百蔵山や扇山はもちろん富士山が真っ白な雪をかぶり崇高な姿を見せていた。
 山頂で読図教室。今回は山名同定の練習とコンパス利用の基礎。わかっている山を地図と見比べて確認。こうすればわからない山の名前も調べることができると勉強したが、身に付くのはもう一歩かな?機械がある毎に練習してください。
 地図に記載されていない道だがしっかりとしていて(ただし急坂でざらざら細目。緊張を強いられる道が続く)読図の練習のみならず山歩き自体も楽しい一日だった。
写真:都留市付近の町並みと富士山
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  2006年4月1日(土)   上越・平標山改めかぐらスキー場
 前日の好天と打って変わって朝から雨。天気予報も最悪なので安全を考え、参加者のお二人もかぐらに言ったことがないというので急遽変更。
 行ってみたところ、強風のためかぐらゴンドラは運航停止状態。ゲレンデで2時間ほどレッスンの後、シールをつけて樹林帯から適当に登ってみた。途中から無立木の良い斜面が見えたのでそこを登って滑ろうと決めた。全員ビーコンをつけてはいたが、無立木斜面は雪崩が怖いので、木立の中にルートをとった。結構な急斜面。それでもターン適地は適当に見つかりキックターン無しでツーピッチ半。見晴らしの良いピークに立った。越後の山から巻機山、谷川連峰、平標、筍山と大展望である。あの天気予報はどこへ消えた。
 雪質は最悪。イタリアンジェラートのようなねっとりとした粘る重い雪にMEGAちゃん悪戦苦闘。闊歩さんは前半苦労したものの後半調子に乗ってスイスイ。前日からの悪雪レッスンが役に立ったようだ。
 コースに出るとゴンドラが動き始めていたので、かぐらスキー場の第1高速リフトまで登って滑り降りた。我々が利用した後まもなく、ゴンドラもリフトも再度止まってしまった。
 平ら標へはいけなかったがなかなか充実した2日間だった。
写真:巻機山から朝日、谷川への稜線 
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