うろうろ日記
 
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  2006年3月31日(金)   丹沢・辺室山
 大山三峯山から続く尾根の端っこにある目立たない山。これだけ登りにくる人はほとんどいない用だが、登ってみると左右にミヤマシキミが群生し、人工林と自然林の境を歩く明るい道で、のなかなか急登降も有り面白かった。
 天気に恵まれ山頂からは、宮ヶ瀬湖を眼下に、遠く奥多摩や奥秩父の山を眺めることもできた。
 山頂でゆっくり休んでいると、登りはじめに追い越した単独行のご老人がゆったりとした、しかしっかりした足取りで登ってきた。男性のFさんがお年を尋ねると88歳とのご返事。好きな山に2倍以上の時間をかけて登っているとのこと、若い頃はずいぶん登っていたようで山にも詳しい様子だった。まだ10年以上先輩が元気に歩いている様子にFさんもまだまだと思われたようである。
 ゆっくり休んでも5時間弱。短時間の山行でもとても良い時間を過ごせる場所がまだまだある。山ってやっぱり一生のお友達なのである。
写真:山頂から奥多摩方向を眺める。
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  2006年3月29日(水)   栃木・愛宕山〜難台山〜吾国山
 有名な桜には2週間ほど早かったみたい。キブシの花が咲いている程度で、多少殺風景な雰囲気は免れなかった。しかし、今日はトレーニングの低山歩き。サッサ、サッサと歩きました。道は写真の取り、幅広い良い道が続いています。ただし行程の凸凹は傾斜がきつく速く歩くとかなりきつい道でした。まさに訓練には最適な道です。
 意識して速めに歩いたため、自分自身、冬場に鈍った体に活を入れたという感じでした。そんな私の横を鼻歌交じりの風情でルンルンと歩いてゆくIさん。なんと言うことだ!!!
 予定よりかなり早めに歩き終えたトレーニング山行でした。
写真:こんなに広い良い道です。左右にはアオキの雌樹、雄樹がずっと並んでいました。(たまたまこの写真の場所は笹でしたが)
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  2006年3月27日(月)   信州・守屋山
 展望と座禅草を見に行く山行でした。
 長期予報ははずれとても良い天気。きっと展望は良いし、あとは座禅草を見れたら御の字だ。期待してタクシーに乗りました。
 杖突峠から歩きはじめは雪も消えて、座禅草はどうかなと多少不安に。案の定座禅草群生地にはほとんど何もありません。ほんの少し顔を見せていただけでした。先行していたご夫婦はがっかりした様子でここから帰っていきました。
 ここから先は雪(氷)が残りツルツル。アイゼンをつけて歩きます。ところどころ消えるものの頂上までつけっぱなしでした。
 少し春霞できたアルプスまではだめでしたが、山頂展望は一級品。雪をかぶった八ヶ岳連峰、甲斐駒、仙丈の融資をタップリ楽しめました。
 下りでアイゼン装着してのの歩き方をみにレッスン。しっかり歩いて無事下山。
 短いコースですが、楽しめた山行でした。
写真:どうにか咲いていた座禅草
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  2006年3月25日(土)   秋山山地寄り道・デン笠〜甚ノ函山
 地形図には道のないコース。秋山の桜井バス停先から段々畑の急騰を過ぎ桜井峠から山へ。取り付き点を探っていたら、薪集めのおじさんが左側からゆけると教えてくれた。歩き始めでもおばさんが「コンピラサンへ行くのかい?」と声をかけてきたように「金ピラ山」は地元に愛されているらしい。とはいえほとんど道はなく稜線を忠実にたどる。
 コンピラサンの社は崩れ落ちかろうじて石積み風に残っているだけ。
 金山峠には立派な標識がありここから新旧大地峠までは歩きやすい良い道になる。旧大地峠で昼食。甚ノ函をすぎるとまた踏み跡が薄くなる。三本杉山から左の尾根へ。Tさんは以前右の尾根を下ったそうだ。
 これからはもう道がないといって良い。稜線沿いに茨の道をかいくぐり、急斜面の下りなど悪戦苦闘。分岐を判断しながら徐々に下がる。もう少しというところで、尾根筋に灌木が酷なり、沢へいったん降りる。
 1mほど滝(?)を降りなければならないが、前方に取水施設が見えたので、もう間近とスリングで補助してあえて沢に道をとった。
 すぐ沢が左に折れると道路が見えた。が、しかし。沢は橋の下で滝になり道路に上がれない。少し戻って駆けを上がると踏み跡があり、道路に出ることができた。ちょうど小和田と神野の境界の「界橋」だ。さっき沢を進まず対岸に登り返せばこの道に出て容易に下れたはずであった。
 ほんのちょっとだったが、やっぱり沢に降りるのは禁物である。
写真:こんな岩場も出てきた。
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