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大山三峯山から続く尾根の端っこにある目立たない山。これだけ登りにくる人はほとんどいない用だが、登ってみると左右にミヤマシキミが群生し、人工林と自然林の境を歩く明るい道で、のなかなか急登降も有り面白かった。 天気に恵まれ山頂からは、宮ヶ瀬湖を眼下に、遠く奥多摩や奥秩父の山を眺めることもできた。 山頂でゆっくり休んでいると、登りはじめに追い越した単独行のご老人がゆったりとした、しかしっかりした足取りで登ってきた。男性のFさんがお年を尋ねると88歳とのご返事。好きな山に2倍以上の時間をかけて登っているとのこと、若い頃はずいぶん登っていたようで山にも詳しい様子だった。まだ10年以上先輩が元気に歩いている様子にFさんもまだまだと思われたようである。 ゆっくり休んでも5時間弱。短時間の山行でもとても良い時間を過ごせる場所がまだまだある。山ってやっぱり一生のお友達なのである。 写真:山頂から奥多摩方向を眺める。 | |