うろうろ日記
 
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  2005年5月30日(月)   越後・高城から袴腰山
 他の地方と同じように、今年は花が遅く、前日の29日までのはずのヒメサユリ祭りが6月6日まで延長されていました。おまけに前日地元の運動会で今日はお休み。子供連れも多く予想以上に混雑していました。でも噂に違わず、ヒメサユリの群落は素晴らしいものでした。
 高城を過ぎると途端に人が少なくなり、山登りの雰囲気に入り込んできます。道はなかなかの急登が続き、ロープの垂れ下がった下りも新潟の里山らしい急降下。たった400mの山なのに変化があって、短いけれど楽しめる道でした。
 花もヒメサユリだけではなく、ヒメシャガ、ナナカマド、ツツジなども綺麗に咲いていました。

写真:高城手前から雪の残る守門岳。近くに見えた粟ヶ岳や守門岳、浅草岳など、来年は行きたいねという声が聞こえてきました。
 
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  2005年5月15日(日)   奥多摩・除ヶ沢から本仁田山
 沢から登り山頂へ。可愛いワサビの花を眺めながら瑞々しい道から登頂を目指す企画でした。
・・・が。思ったより大変でした。
 沢沿いにワサビ田用の作業道がついていていつでも逃げることは出来るますし、滝そのものもせいぜい5mくらいほとんどが3mで小さいのですが、手がかりが少なくフリクションを多用しなければならなくて、久しぶりの沢登りは意外に苦労しました。(やっぱりトレーニングが必要ですね)
 ワサビの花は終わってしまっていましたが、周辺の緑が美しく、ちょっとしたスリルや体力勝負の詰め。変化があってやっぱり沢登りは面白かったのです。
 沢を詰めて登山道から山頂着寸前。周りの雲がすごい勢いで登って行きました。前方には黒い雲が迫っています。これは雷が来るなと思い、バナナもそこそこ早めに降りようといっている間にゴロゴロが聞こえてきます。集合写真を撮っている間にピカッ!ゴロゴロ!ドサッ!本当にドサッという感じでアラレが落っこちてきました。あわてて下山。ヘルメットを脱いでしまっていた頭に容赦なくアラレ攻撃です。
 運良くカミナリは下山道の方向と直角にクロスするように遠ざかって行きました。ほんの10分間の出来事でしたが、ちょっとあわてた一瞬でした。
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  2005年5月13日(金)   2005年5月13日(金) 丹沢・雨山峠〜檜岳〜山神峠
 西丹沢の静かな山域です。文字通り登山口の林道で下山してきた2人組の男性とすれ違っただけで他には誰一人とも会いませんでした。
 ガイドブックやインターネットでは危険地域的な記述が多かったので、ロープもしっかり準備していったのですが、今はかなり手も入れられていて、もちろん鎖場やリッジ通過、トラバースなどで慎重に行動しなければならない箇所も有りますが、雨山から伊勢沢の頭までの稜線上は快適な縦走路で、予定よりもテンポ良く歩けました。
 ミツバツツジだけでなく、シロヤシオが残っていたり小さな花たちも一杯。納得の山行でした。

写真:沢床から鎖場そしてトラバースと緊張の一場面
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  2005年5月11日(水)   2005年5月11日(水) 奥武蔵・大持山〜武甲山
 「いつか行ったあの山へ」
 そう。同じ山でも季節やコースが変わると違った表情を見せてくれます。前回紅葉の真っ盛りだった大持山も、今回はグリーンシャワー新緑の山登りでした。
 さらに武甲山までの縦走は、ウノタワ登山口から大持山まで緑の中。大持〜子持山間はちょっとした岩場通過。武甲山への登りは一面のニリンソウとバイケイソウの道。表参道への下りは足下のキケマン、ヒトリシズカ等の可愛い花と檜の古木など。いくら歩いても飽きさせない変化のある楽しい山行でした。
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  2005年5月7日(土)   2005年5月7日(日) 房総・房の大山
 193mの一等三角点の山。資料ではなかなか踏跡探しが難しいらしい。2.5万図とコンパス必携と書いてあった。坂田バス停から民宿の横の踏跡に入ると5mを越す笹の中に道が続く。抜けて滑りやすい急坂。細いヒモを頼りに登る。霧雨混じりで日差しはないがそれでも緑が綺麗。おおむね快適な道でも3度ほど急登を過ぎ(その程度は無いと山歩きとは言えないかも)頂上に着く。開けた一等三角点だ。明るくなり時々雲も流れて遠くも見える。(富士山は無理だった)
 資料ではこれからが大変。すぐ先の崩壊小屋の前に左、真っ直ぐ、右と三本踏み跡があり、「ここから右へ(東側)に」と、新分県登山ガイド千葉県の山に出ていたが、右は西側なので表記が間違っている。でも確かに景色の変化が少なく、方向音痴になり易くこれが千葉の山の怖さかな?
 右(西)の急坂を下り直角に左折。踏み跡はしっかりしてマテバシイの緑の林を迷うことなく歩ける。白雪姫の小人達が出てくるような道を辿れば、自然に時計周りに登山口の数メートル西側に出た。インターネットの記録も大分迷走していたが、正直なところなんで迷うのか解らない感じだ。館山に戻り駅近くの魚屋さんがやっている料理屋に入った。これは大当たり。刺身も美味しく大喜びで、帰りに隣の魚屋でおみやげを沢山仕入れた方もいた。
 4時間乗って3時間歩き、また4時間で帰る。その意味では大変な山だが、それでも楽しいスーパーGだと納得頂いたのではと、一人ほくそ笑んだ。
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  2005年5月5日(木)   2005年5月5日祭日 甲府周辺・大久保山
 踏み跡探しは面白い。
 大久保山と房の大山WとスーパーGと難易度はまったく違いますがコースはどちらも踏み跡探し。それぞれなかなか楽しい山歩きでした。
 タクシーを降りたところは公園風の広場。ここからもうどっちに行こうかが始まった。方角を定めてまだ車でも入れそう荒れた林道へ入る。事実奥にまだ人家があった。山道に入って30分程度意外に早く大久保峠に着く。上から降りてきた小父さんに、山菜採りかと訊ねたら、「もうすぐ手を入れるための見回りだぁ。この山は俺の山だから」と大久保山の持ち主だった。左に折れて踏み跡を探る。狙いの稜線より左に導かれているようだ。ちょっとした凸地に着いたところで、コースを訂正し稜線へと強引に藪をこぐ。稜線上にははっきりとした踏み跡があった。
 山頂に新ハイの立てた標識があった。下りは忠実に稜線を下るが、尾根が広くなるとやはり踏み跡が消える。尾根を外さないように行くと登った道にT字型に突き当たった。左の踏み跡を行くのが自然で、登りでこの稜線にはいるのはちょっと見つけられないだろう。
 大久保峠から徳和に向かうがやはり道があったり崩れたり。林道に出てからの方が花があり、のんびり徳和に下った。ゆっくり休んで5時間程度短いけれど面白い山行だった。
 
 
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