うろうろ日記
 
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  2005年9月20日(火)   2005年10月20日(木) 信州・黒姫山
  気持ちの良い青空だが、山頂は雲に覆われている。終わりかけたコスモス畑から黒姫スキー場ゲレンデの急登からスタート、紅葉は遅れているがそれなりだ。真っ赤な紅葉があった姫見平からトラバースで少し楽になったものの、湿って滑りやすく木の根が張った急登は続いた。七つ池分岐の稜線に出て多少落ち着くが、しらびその根っこや、岩の邪魔者はまだまだ。稜線から山頂まで標準タイム50分のところ十分80分位かかって山頂に付いた。
 バテ気味のWさんは昼も採る気がせず横たわる。雲も飛び絶景のなか、ちょうど良い陽気なので30分以上も山頂で休み、新道下山の予定を変更して火口の湿地帯に下り西登山道を下った。実践ルートながらここがなかなか。途中大きな岩がゴロゴロしているところを慎重に乗り越したりすり抜けたり、笹ヶ峰方面からの道と合わさる西登山道入口に着くまではかなりの緊張を強いられた。
その後打って変わって良い道になりさっさと足が進んだが、全体としては歩き甲斐のある10時間30分だった。
 最近、エアリアマップが年度毎コースタイムが変更されているのはご存じの通りだが、そのせいというか行動時間を読みにくくなってしまい黒姫山も、もう少し楽かと想像していたが、そんなことはなく皆さんの頑張りに脱帽です。
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  2005年9月10日(土)   甲府周辺・曲岳〜黒富士〜太刀岡山
 ミニ縦走とはいえなかなか急斜面もありタフなコースだったが、しっかりW歩きで皆さん頑張って歩き通してくれました。
 観音峠から曲岳へは急登と2箇所ほどイヤな岩場のトラバースがあり、前日の雨のせいか湿って滑りやすく注意が必要だった。
 あとは特に危険ではないが、急登、急降下が時々出てくる。特に越道峠へ向かう鬼頬山からの下りは、「いくら何でもこれだけあったらきれいでも何でもない」といった萩が密集するなかの藪こぎや、ザラザラの急降下で滑落、転倒、落石注意。張ってあるトラロープが頼りという感じである。
 越道峠から太刀岡山そして下山とここも急登、急降下だがそれまでよりは道が歩きやすく、意外に楽に歩けた。

写真:ほんとに萩が多かった。
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  2005年9月8日(木)   津軽・十二湖大崩山と平舘袴腰岳B
 朝6時出発の準備で起床するが、雲は低く立ちこめ対岸の下北半島もよく見えない。
 相談の結果、昨日いけなかった竜飛岬まで行こうとのことになり、タクシーをチャーターして8時発。急遽観光旅行に替わってしまった。
 階段の国道ルート339、竜飛岬、坑道体験、義経北行伝説の寺義経寺や厩石など天候が悪くなければ決して来なかっただろう観光地もそれなりに楽しんで、蟹田に帰り帰路についた。
 今回は、残念ながら登れなかったが、平舘袴腰岳はその立地から見てなかなか展望にも優れ、登って楽しい山のように思える。また機会を見計らってリベンジもいいかな・・・。
 今回はお得な大人の休日倶楽部切符利用で自由の乗り降りできたのが良かった。(私は利用できなかったが)またこういう切符を利用した企画を考えてみよう。

写真:階段の国道ルート339
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  2005年9月7日(水)   津軽・十二湖大崩山と平舘袴腰岳A
 ローカル線の旅を楽しむSさんを送って、津軽半島の奥、平安から室町時代にかけ、大陸や蝦夷との海上交易で栄え、その後あっというまに消え去った(大津波が原因という宇説もある)、安東氏の本拠地十三湊へ向かう。
 途中、変な名前の駅に立ち寄ったりしながら一路十三湊へついたが、これといった史跡も目立たず、台風の影響で波立つ十三湖を眺めて鰺ヶ沢に戻った。
 鰺ヶ沢から五能線→奥羽本線→津軽線と乗り継ぎ蟹田へ。今日の泊は平舘不老不死温泉だ。
 不老不死の由来は、秦の始皇帝の命令で不老長寿の薬を探し回った「徐福」が立ち寄ったからとかなんとか???。

写真:荒れる十三湖
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  2005年9月5日(月)   津軽・十二湖大崩山と平舘袴腰岳
 台風14号がひたひた迫り来る中、津軽の山旅に出かけた。
 リゾートしらがみ号は、全車指定席で立席も認めない。なのに発売当日予約に行っても何故か1枚も取れないというひどい切符。秋田からレンタカーを借り十二湖へ。いざ崩山へと思ったら8月末の大雨で登山道が崩れ29日から入山禁止だとか。絶対駄目という訳ではなさそうで、青池の脇の登山道にロープをくぐって突入。
 15分ほどで崩落地点へ。土砂崩れの後は生々しいが、それほど危険そうでもないので歩を進めると、30分ほどで崩壊地を抜け登山道に入る。なれている人なら問題ないが、3〜4時間の大崩山なので、ちょっと足を延ばそうという観光客向けの処置のようだ。
 思ったよりブナは少ないが緑深い道を行く。崩壊地以降はなかなか歩きやすい道だ。展望はまるでなくただ緑の中を歩く。稜線に出る手前に分岐があり直進は、またしっかり進入禁止のロープ。本当はその先の出っ張りが大崩山のようである。
 左に曲がって20m程で展望の良い痩せ尾根に出た。眼下はホントに大崩れだ。さらに40分の登りで崩山山頂。そちらは展望がないという。
 十二湖の展望を楽しんで、ここを大崩山とし下山した。

写真:大崩山から十二湖を望む
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  2005年9月3日(土)   8月20日〜24日 南アルプス・光岳〜聖岳縦走
 この夏、ずっと天候に恵まれていたのについに雨に降られました。
 易老渡の尾根を登り始めてから、光岳〜易老岳〜茶臼岳〜上河内岳〜聖平小屋と雨具を着たままの3日間でした。
 その中でも快調に聖平小屋に着いて、何も見えないガスの中行くしかないと聖岳へ向かう。
 お花畑を過ぎ、小聖岳の手前の稜線に出たところで一服。「アッ見えた」の声で顔を上げると、全てを覆っていたガスが流れ聖岳の山頂が見えてきた。
 それから往復2時間半くらいの間、ガスは薄くなり頂上では雲海の上に360度の景観が広がった。赤石、百間洞の小屋も富士山も。もちろん歩いてきた道筋も全部眺められたのである。
 名残を惜しみながら下り始めてまた小聖あたり、小雨になり小屋の戻るころはやっぱり雨になっていた。何という僥倖、何という幸運としか言えない2時間半だった。
 8月後半だったから、小屋は空いていて悠々。雨に濡れても花健気に咲いていて、マルバタケブキ、メタカラコウ、イワインチン、タカネビランジ、ウスユキソウ、タカネコウゾリナ、トウヒレン、タカネシオガマなどなど。雨に濡れた可憐なシコタンハコベがかわいらしかったのだ。

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