うろうろ日記
 
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  2005年7月12日(火)   北海道・斜里岳
 続いて斜里岳。羅臼よりは短い行程。ホテルでしっかり朝食を食べ出発。「40分ぐらいで着きますよ」のサジェスチョンに騙されて、慣れない道を時々間違いながら1時間半ほどかかって登山口の清岳荘到着。10時ころ出発。これが後でどうひびくか・・・。
 登山道に入ってすぐ渡渉、雪渓。これまでの事を思うともう少し早い日程でも雪渓はほとんど無く、水量も少なくて渡渉といってもほとんど濡れず、沢沿いのトラバースも乾いていてそれほど危険を感じなかったのに大違いである。中途半端な残雪は踏み抜きそうで、慎重さが必要。あれやこれや楽しみすぎて、時間がかかってしまい、頂上着は14時50分。
 登頂が遅れたので、他に誰も居ず我々だけの頂上だ。朝から雲に覆われていた山頂は、我々の到着を待っていたかのようにすっかり晴れ上がり、昨日登った羅臼岳硫黄山。国後島、屈斜路湖や摩周湖など360度の展望だ。昨日も同じだったが、先行したパーティーは雲の中の登頂で何も見えず、遅れた我々はついている。遅いのもまんざら悪くは無い物だ。好天の中たっぷり休んで下山へ。新道コースを選ぶ。この時点で石井はヘッドランプの使用を予感した。
 素知らぬふりをしてそれとなく急ぎめに歩を進め熊見峠到着。「夕日が綺麗そうだから、山の中で見ますか。」などと言いながら、急降下でかつ歩きにくい道に入る。下の二俣まで1時間半ほど。ゆっくりと転ばないように気を付けながら、しかし留まらず休憩なしで下る。(皆さんよく頑張ってくれました)その後、登りより更に痩せた感じの雪渓を慎重に通過し、林道へあと10分というところでヘッドランプに火が入った。
 写真:斜里岳山頂から羅臼岳を遠望する。






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  2005年7月12日(火)   斜里の写真1(撮影・管理人)
 踏み抜きそうな薄い雪渓を行く
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  2005年7月12日(火)   斜里の写真2(撮影・管理人)
渡渉も度々
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  2005年7月12日(火)   斜里の写真3(撮影・管理人)
 我々だけのの山頂
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  2005年7月11日(月)   北海道・羅臼岳
 長期予報では雨模様のはずが曇りのち晴れに変わり期待を込めて木下小屋を出発。順調な足取りで、オホーツク展望台、弥三吉水を経て仙人坂の急登から銀冷水を過ぎてしばらくすると雪渓に出た。例年より残雪が多くここまででも3回ほど小さな雪渓を渡った。これから200m弱くらいの雪渓歩きだ。傾斜はさほどでもなく一部下りでは怖いかな位。アイゼンの必要は無かった。
 いつもならサクラソウやエッゾノツガザクラが咲き乱れているはずだが、残雪のせいかまだ見えない。でも登って行くに従って花が現れた。
 羅臼平でお昼をとっている間に朝日旅行の団体が追い抜いて行く。
 イソツツジ、キバナシャクナゲ、イワブクロ、イワウメ、イワヒゲなどが咲く道を行くと丁度時間なのか、多くのパーティーとすれ違うようになる。頂上に近づくにつれ岩場になる。脇の踏み跡から最後の短い急な雪渓をやり過ごし、また岩場の道をよじ登って頂上にたつ。残念ながら視界はない。
 早々に下山にかかると、いっとき霧が晴れ、対面の三ツ峰や国後島も見ることが出来た。また霧が出たが羅臼平に着くと、再び日も差し羅臼岳の山容全体が目の前に現れ歓声。
 雪渓の急な部分にロープをフィックスし安全を確保。下りは非常に順調だ。19時を過ぎるかなと思ったが、17時半ころ下山できた。
 「ホテル地の涯」の親父さん曰く「ご苦労さん。雪が多かったろう。雪が多くて、宿はキャンセルが多く、登山じゃ遭難も多くて大変だよ。昨日は2人ばかりはぐれて帰ってこなくて一時救助隊の話もあったが、夜中の12時にへろへろになって帰ってきた。」とのこと
 写真:雪渓(撮影・サブリーダーを務めた管理人さん)
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  2005年7月11日(月)   羅臼の写真1(撮影・管理人)
 もうすぐ頂上
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  2005年7月11日(月)   羅臼の写真2(撮影・管理人)
 頂上
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  2005年7月11日(月)   羅臼の写真3(撮影・管理人)
 晴れた下山時
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  2005年7月11日(月)   斜里の写真
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  2005年7月7日(木)   大峯奥駆けA・和佐又〜弥山その3
 朝、食事前八経ヶ岳まで往復。日の出に間に合った。途中、オオヤマレンゲの保護地区があり期待通りの花が咲いていた。後ほど天川に下山途中、天川村の職員の人と出会い、今年は花が遅れているとのこと。かえって丁度良い時期に当たりついていた。

写真:八経ヶ岳山頂からのご来迎。昨日歩いた日本岳のコル〜小普厳岳〜大普厳岳へと続く稜線がシルエットになっている。どうにかお日様も写っています。。
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  2005年7月7日(木)   大峯奥駆けA・和佐又〜弥山その4
写真:深い緑の中を歩く
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  2005年7月7日(木)   大峯奥駆けA・和佐又〜弥山その5
写真:オオヤマレンゲ
 タムシバなどと同じモクレン科の花です
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  2005年7月6日(水)   大峯奥駆けA・和佐又〜弥山その2
 思っていたより歩きやすい道。修験者たちが修行したという幾つかの磐を見学しながら一周するハイキングコースもある。しかし、大普厳岳へ向かう稜線にはいると狭いリッジとハシゴの急登が続く。といってもしっかり整備されていて高度感はあるものの、大普厳岳山頂までなんら心配のない登山道である。
 大普厳から行者還岳の避難小屋まではさすが修験の道という感も出てくる。足下に背の低い笹やシダの緑。バイカウツギやバイケイソウの花が咲き、珍しいツチアケビの蕾やショウキランなども見られた。
写真:ツチアケビの蕾
 
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  2005年7月5日(火)   大峯奥駆けA・和佐又〜弥山
入山・和佐又ヒュッテ泊
 何しろアプローチが大変。東京を8時に出て歩き始めるのが午後3時。バス停から和佐又ヒュッテまで舗装路を1時間強400m以上登り切る。火曜日で本来定休日だったヒュッテが6人宿泊と言うことで開けてくれ(もちろん予約済み)宿泊客は我々6人のみ。1号室に入って下さいと言われて入ったお部屋は楽に100人は入りそうな大部屋でどのフトンにしようか迷ってしまうくらい。
 やっぱり空いていると楽で良い。
 夜中に激しく雨が降り翌日の天候が心配だ。
 
写真:小普厳岳付近から
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  2005年7月3日(日)   箱根・鷹ノ巣山〜浅間山
 7月に入りやっと梅雨のようになってきたのか、この日も山の上の方は雲がかかりちょっと小雨模様。畑宿からの登り坂は1時間ほど辛いきつい舗装の急坂だ。やっと山道らしくなり滑りやすそうな石の階段を登ると龍神の滝に出る。分岐を左に滝の展望台へ。なかなか立派な滝のようだが今日は霧にまかれてはっきりしない。それでも一応写真を撮る。
 分岐に戻り杉林の道を行き湯坂道入口につくこのあたりから道は広々歩きやすくなりまもなく期待のアジサイが出てきた。くどい位繰り返すが今年は花についている。アジサイは最盛期だった。時々降る細かい雨もアジサイの花を活き活きさせる調味料のようだ。
 浅間山までの間何度も何度も「綺麗だネー」の声が上がり写真を撮るために足が止まる。でもスーパーGだから余裕いっぱい。いい絵が取れたら是非投稿して下さい。
 浅間山を下り千条の滝に出たところで本格的な雨になり、小涌谷駅に急ぎ歩いた。

 写真:浅間山のアジサイ
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