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続いて斜里岳。羅臼よりは短い行程。ホテルでしっかり朝食を食べ出発。「40分ぐらいで着きますよ」のサジェスチョンに騙されて、慣れない道を時々間違いながら1時間半ほどかかって登山口の清岳荘到着。10時ころ出発。これが後でどうひびくか・・・。 登山道に入ってすぐ渡渉、雪渓。これまでの事を思うともう少し早い日程でも雪渓はほとんど無く、水量も少なくて渡渉といってもほとんど濡れず、沢沿いのトラバースも乾いていてそれほど危険を感じなかったのに大違いである。中途半端な残雪は踏み抜きそうで、慎重さが必要。あれやこれや楽しみすぎて、時間がかかってしまい、頂上着は14時50分。 登頂が遅れたので、他に誰も居ず我々だけの頂上だ。朝から雲に覆われていた山頂は、我々の到着を待っていたかのようにすっかり晴れ上がり、昨日登った羅臼岳硫黄山。国後島、屈斜路湖や摩周湖など360度の展望だ。昨日も同じだったが、先行したパーティーは雲の中の登頂で何も見えず、遅れた我々はついている。遅いのもまんざら悪くは無い物だ。好天の中たっぷり休んで下山へ。新道コースを選ぶ。この時点で石井はヘッドランプの使用を予感した。 素知らぬふりをしてそれとなく急ぎめに歩を進め熊見峠到着。「夕日が綺麗そうだから、山の中で見ますか。」などと言いながら、急降下でかつ歩きにくい道に入る。下の二俣まで1時間半ほど。ゆっくりと転ばないように気を付けながら、しかし留まらず休憩なしで下る。(皆さんよく頑張ってくれました)その後、登りより更に痩せた感じの雪渓を慎重に通過し、林道へあと10分というところでヘッドランプに火が入った。 写真:斜里岳山頂から羅臼岳を遠望する。
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