うろうろ日記
 
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロ@ アプローチ
 日本からケニアのナイロビ空港まで、今回はアラブ首長国連邦のエミレーツ航空を利用した。
 機体は奇麗で座席も心持ちゆったりとし、映画や音楽も個人的に楽しめ、J−popから美空ひばりの演歌まで聴くことが出来る。そのせいか、羽田〜関空〜ドバイ〜ナイロビと乗継時間各2〜3時間を入れてほぼまる1日のフライトが、さほど辛くなかったように感じた。
 ナイロビ空港に昼過ぎ着。ホテルでのんびり休養をとる。プールで泳いだ方もいるが、ちょっと冷たかったようだ。
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロA コラム1
ドバイ空港
 経由地のドバイ空港は広く明るく、清潔豪華な空港だ。世界中で一番「金」がお安い空港と聞いた。ネックチェーンなど金製品の価格をたずねるとまず重さを量ってから金額を計算する。デザインよりまず金の量が優先するということだろう。アクセサリー好きな方はお薦め!
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロB アプローチ2
(1/19) ナイロビ→キボホテル
 翌朝7時発。荷物満載のランドクルーザーで登山ベースのキボホテルへ。国境のナマンガまで240キロ位。2時間半から3時間という。言葉通り簡易舗装程度の道を時速100キロで飛ばして行く。周りがだだっ広いので、あまりスピードを感じず救われた。
 国境通過の出入国審査。初めてきた時は、何の理由も無く待たされたり、袖の下が必要かなど煩わしかったが、今はなにも無い。ニコニコ笑って簡単通過だ。Mt.ロンギド、Mt.メルーを眺め、アルーシャで昼食。モシの町を通り過ぎて4時間、マラングにあるキボホテル着(標高1450m)。15:00ころ。
 きついドライブだった。

写真=ロンギド山をバックにマサイの子供を撮る
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロC 登山1
1月20日(木) 
 マラングゲート(1700m)〜マンダラハット(2727m)
 朝はゆっくり10時出発。1700mのマラングゲートでスタッフ計23人と顔合わせを。入山手続をしてパーミッションをもらいさっそく出発。のところ実はちょっとした手違いで本当の出発は12時を越えてしまった。
 2760mのマンダラハットまでは、熱帯雨林系の林の下、整備されたなだらかな道を歩く。暑いくらいである。さしたる急斜面も無く、あれっ?という感じで4時間ほどで到着。途中猿を見つけた。

写真=猿の一種。正確な名前は解らない。
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロD コラム2 山小屋ライフ
 山小屋は三角屋根の小さなハット。中はコの字型にベットが3つと1つ上段にある4人部屋。または一回り大きな6人部屋。テントと比べればやはり暖かい。明かりはソーラーで蓄電の蛍光灯があるが、点いたり点かなかったり。ヘッドランプ必携。
 朝、モーニングコールとともに顔を洗うお湯と飲み物をもってきてくれる。ネパールと同じだ。 
 トイレは別棟。一応水洗で掃除もされているが、時々手抜き。でも中国よりはましでしょう。数は少ないので朝は混雑します。
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロE 登山2
1月21日(金)
 マンダラハット(2727m)〜ホロンボハット(3780m)
 8時スタート。ホロンボハットまで1000m登る。やはり道は整備されたなだらかな道だ。歩き始めて40分位で樹高が低くなりキリマンジャロの頭が見えてくる。右手にマウエンジの岩峰を眺め、高原状の道を花に囲まれてのんびり歩く。休憩、昼食を含み、7時間ほどでホロンボハット着。富士山山頂と同じ高さながらまだ緑もある。さすが赤道に近い南緯3度04分にある山である。やはりそろそろ高度の影響が出てくるから慎重に行動しよう。

写真=いよいよキリマン登場
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロF 登山3 高度順応
1月22日(土)ホロンボハット滞在
 標高4000mにあるシマウマのような黒白の縦縞がある岩のゼブラロックあたりまで散歩。さらにゼブラロック裏手の4100m位の尾根に登って戻ってくる。4時間程度の高度順応散歩である。途中、キリマンジャロやマウエンジが素晴らしい。
 午後は休養。

写真=ゼブラロック
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロG コラム3
 キリマンジャロという名は二つの言葉からなっている。
A:キリマン+ジャロ
B:キリマ+ンジャロ
 さて、どちらが正解?
 正解はB。意味はキリマが高原状の台地。ンジャロが白とか雪とか輝くとか。今回はちょっと雪が少なかったようですが、「白い台地」ヨーロッパアルプス・シャモニーのモンブランと同じですね。 
写真=キリマンジャロと巨大なサボテンのようなセルシオ
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロH 登山4
1月23日(日)
 ホロンボハット〜キボハット(4730m)
 前日散歩をしたものの、いよいよ本格的に日本では体験できない高さに向かう。相変わらずなだらかな道。最後の水場ラストウォーターポイントを過ぎ、わずかに急になった坂を乗り越すと、まるで飛び出す絵本のようにキリマンジャロが目の前に現れる。手前は4100mを越す高地に広がる真っ平らな砂漠地帯、サドルだ。変わらない景色に多少うんざりしながらただただ足を運ぶ。平らなようでもかすかな上りで確実に標高が上がる。キボハット手前で標高差200m程少し傾斜が上がる。小屋を目の前にして、実にこれがきつい。
15時過ぎに着。明日は登頂日。早目の夕食。22時半に食事23時出発予定で18時にはベットへ。

写真=サドルの1本道をひたすら歩く
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロI コラム4 食事
 トレッキング中の食事は昼食も含めコックが作る。もともとヨーロッパ系の遊び場だったせいか味にあまり癖がなく、東南アジアのように香辛料も多くないので、日本人にも比較的食べ易い。今回のコックはなかなか腕が良かった
 基本的にはまずスープ。チキンやベーコン、ソーセージなどの肉料理と卵料理。卵料理は餌のせいか卵の黄身が白く白身だけで作っているみたいだ。パンにバター、ジャムやパスタも出る。
 飲み物は、コーヒー、紅茶、ミルク、ミロ、チョコレートドリンクなど。
 水は、トレッキング開始前に大量にミネラルウォーターを購入し持ち上げさせた。必要に応じてお湯は沸かしてくれる。
 生野菜や野菜炒めもあり、また、打ち合わせ通りにバナナ、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、スイカなど果物を豊富に準備してくれていたのが良かった。
 登頂日前夜と朝はフリーズドライのお赤飯、山菜ご飯と味噌汁、カップうどんなど、インスタントではあるが日本食を準備した。やはり梅干しと味噌汁は必携のようである。

写真=トレッキング途中の昼食
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロJ 登頂日1
1月24日(月) 
 キボハット〜ギルマンズポイント(5682m)〜?ウフルピーク(5895m)
 予定通りカップうどんを食べて23時に出発。今日は1000m登って2000m下る。時間的にも15〜17時間行動になるタフな1日である。
 寒さを予定してか皆さん厚着だが、歩き始めはそれほど寒くはない。4700mといっても雪も氷もある訳ではない。計らなかったがマイナスまでいっていないかもしれない。日本の普通の冬山登山だ。スタート時は、月も満月に近く明るくてヘッドランプも不要なほどだった。
 ワンピッチ行ったところで体調を見て、それぞれガイドを2名ずつ付けて2班に分けた。

写真=深夜にスタート
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロK 登頂日2
1月24日(月)
 後はザラザラの斜面をひたすら登るだけ。体調を崩していたOさんが5000m付近でリタイア。Yさんが眠気に勝てず頂上へもう少しの5450m当たりでリタイア。顔がむくみ気味だったので、高度障害によって睡魔に襲われたのかと思ったが、前夜用心し過ぎて少しだけど睡眠薬を飲んでしまったとのこと。そちらの原因のほうが強かったのかもしれない。前夜まで快調だったので残念!
 山頂に近づくにつれ、高度の影響は日本人に限らず出てくるようで、抜いて行った他国(今回はドイツ人が多かった)のメンバーとも抜きつ抜かれつになる。思いの外登山者が多く夏の富士山状態である。夜明け前気温は下がり、歩く速度もゆっくりなので、さすがに体感温度が下がり、皆さんもってきた羽毛服などの防寒具をすべて着て歩いた。多分−10度程度だろう。

写真=サザンクロス
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロL 登頂日3
1月24日(月) 6時頃
 薄明るくなるに従って、足元の雲海が濃くなり徐々に上へ上がってくる。時々薄いガスが我々を包み込む。残念ながら素晴らしいご来迎とはいかなかった。
 
写真=黎明
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロM 登頂
1月24日(月) 6時55分
 そしてついに、苦労しながらもHさんとSさんが7時直前にギルマンズポイント到着。
 体調を判断し天候も下り気味なのでウフルピークは諦め、写真を撮って下山開始。下山途中、ゆっくり登ってきたTさんと出会う。登り続けてきた気力に脱帽(登頂は9時ころとのこと)。このあと頂上は雲の中に隠れて見えなくなり小雪も舞始めた。

写真=ギルマンズポイントで記念撮影
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロN 下山1
1月24日(月)
 山頂〜キボハット〜ホロンボハット
 8時間で登り、3時間弱でキボハットまで下った。リタイア組は、高度障害の影響が出るのをさけるため早めに下山。その他はここで休憩、軽食のあと10Kmの道程をホロンボハットまで下る。
 先行組は14時頃ホロンボへ。2時間半ほど遅れて全員が到着。さすがに疲れがたまり、皆さんの食欲も落ちてきてほとんど果物ばかり口にする状態だった。

写真=前日辿ったこの道を戻る。
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロO 下山2
1月25日(火)
 ホロンボハット〜マラングゲート
 朝食後、ガイドやポーターたちからの歌のプレゼントのあと、チップを渡し下山開始。
 今日も標高差2000mのなだらかな道を、花を愛で写真を撮りながら三々五々自分のペースで下る。天気は良かったが、キリマンジャロは雲の中、途中ちょっとシャワーにも出会った。

写真=全員で記念撮影
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロP 下山3
1月25日(火) 
 マラングゲート→キボホテル→アルーシャホテル
 全員ゲート到着は14時ころ。ギルマンズポイントの登頂証明を受け証明書をもらった。途中リタイア組もガイドに話して絵はがきを利用して、登頂高度を書き込んだ証明書を発行した。
 キボホテルで昼食。アルーシャホテルへ向かった。
 1週間ぶりのお風呂だ。やぱり日本人はお風呂が一番。疲れが取れて行く。
 アルーシャホテルは風格があり良いホテルだが、従業員はあまり親切じゃない。でも食事は美味しく、デザートのアイスクリームを美味しくほおばった。

写真=ギルマンズポイントの登頂証明書
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  2005年1月18日(火)   キリマンジャロQ コラム5
キリマンジャロコーヒー
 キリマンジャロコーヒーはタンザニアでしか手に入らない。
 私のミスで前夜ガイド兼運転手に頼み忘れてしまい、翌朝ケニアに帰る途中スーパーに寄ってもらったが、時間が早くまだオープン前で購入できなかった。お土産を期待していらしたご家族やお友だちの皆さん。気遣いが足らず申し訳ありませんでした。
 この後のサファリなどは番外編として掲示板に乗っています。そちらもご覧下さい。
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  2005年1月14日(金)   信州・湯ノ丸山
 掲示板やDMでご案内したように、湯ノ丸山のスノーシューの雪上パーティーはとても豪華なものでした。その楽しみにたどり着くまでに写真のような苦労があったのです。
 でも、この新雪のラッセルがスノーシューの大事な要素。これが無ければスノーシューはいらないのですから。雪まみれ、雪遊びこれがスノーシューの魅力です。かぐら峰や上高地にもどうぞご参加下さい。
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  2005年1月6日(木)   岩原スキー場・スキー合宿
 毎年恒例になってきた岩原スキー場のレンデ練習。今回も大勢の方にご参加頂きました。
 更に嬉しいのは、今シーズンから始めた方が4名。特にSさんはまったく初めてとのこと。1日目は文字通り大変苦労して、滑ると言うより止まってといったほうがいいくらいだったのです。しかし、頑張りの甲斐があり。2日目午後にはかなり滑るようになり、3日目にはコーチ曰く「初心者コースならもう問題なくスイスイですよ」とのこと。
 2月の戸隠もお申込み頂いています。もっともっと楽しくなりますよ。頑張りましょう。
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  2005年1月4日(火)   栃木/茨城・鶏足山
 仏陀が入滅した後教団を率いた高弟の摩阿迦葉波(マハーカッサバ)が、その後師の衣を着たまま入定したといわれる「鶏足山」は中国の雲南省大理ペー族自治州賓川県にある、中国仏教の聖地です。それと関係があるのか定かではないのですが、栃木県と茨城県の県境にある鶏足山が今年の干支の山です。
 暮れの大雪でこんな低山にも雪が残り好天気の中白い雪を踏んで歩く気分の良い山行でした。
 上野から乗り継いで4時間。登山口までタクシー30分。往復が山頂でお雑煮を食べても4時間弱となかなか効率は悪い野ですが、冬枯れの中暖かい日差しに囲まれた雰囲気の良いさんこうだったと思います。
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