うろうろ日記
 
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  2004年10月30日(土)   思わぬ拾い物・2004年10月30日 秩父・両詰山
 今年の悪天候のせいで登山道の復旧が間に合わず秩父槍ヶ岳を中止した代替えの山。なかなか行く気になれない、ヤブ山「両詰山」にしました。変更を快く了承して頂いた7名の皆さんありがとう。
両詰山は、両神から東に派生する天理尾根の東端の790mの里山。日向大谷の登山口から両神山と反対に右の淋しい山道がスタート。
 期待は薄かったけど、登ってみると丁度紅葉の真っ盛り!曇天ながら両神山や二子山がよく見えてます。しっかりした山道が2ピッチ目から怪しくなり、跡が消えたり、逆に幾筋もの作業道と交錯したりで解らなくなります。時には狭いリッジを通過して「逆の期待はずれでなかなか面白いね」などと言っているうち、思いの外あっさりと両詰山に着きました。
 これから先も行きたい方には踏跡なんか有りません。地図で確認した方向に伸びる尾根を探して、道じゃない斜面を急降下。少し下って尾根をキープすると踏み跡も出てきました。その後も現れたり消えたりの道を下山口の加明地へ降りました。
 途中聞かれた質問にお答え
Q.何故、あまり迷わないの?
A.経験も必要ですが、基本的には尾根筋を忠実に進むこと。地図を度々眺めて実際の地形と見比べること。目標地点の方位角度を調べ、コンパスでずれないように確認しながら歩くことなどでしょう。
 午後から雨にも降られましたが、楽しんで頂けたようで拾い物の山でした。
 日向大谷発10:10 両詰山12:10 加明地14:20
写真;思いがけなく美しかった紅葉

 
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  2004年10月27日(水)   2004年10圧26日(火)〜27日(水) 奥鬼怒・手白沢温泉
 ラインナップには載っていないのですが、Kさんの復活山行、個人ガイドで奥鬼怒温泉郷の秘湯・手白沢温泉への総勢6人の山旅でした。
 鬼怒川温泉に着くとすぐ白タクに捕まり、観光も入れてバス代でOKということで、乗車決定。素晴らしい紅葉を眺めながら女夫淵に着くと、宿泊の手白沢温泉からは何も案内が無かったのだが、山道は崩落危険のため通行禁止とのこと。雨の中林道を4時間というのは辛いなと思ったのですが、たまたま来ていた加仁湯の送迎バスの運転手さんに相談したところ、親切に手白沢分岐まで乗せてくれた。分岐からほぼ40分程度の林道歩きで手白沢着。ここで聞くと山道も歩けるという。帰りは歩いて帰ることにした。
 宿の対応は親切、温泉の泉質は最高。食事もとても美味しくて、標高1500mの手白沢では紅葉が終わりかけていたが、途中の紅葉はとても綺麗だった。ところが、宿の女将さんは「ここに50年くらいいるけど今年のモミジは最低だ!」普段はもっと赤い色がくっきりしているそうだが、今年はなかなか赤くならず、朱色から黄色が多い。でもその色だって素敵だった。
 今回は、温泉がメインだったが、次回は金精峠から根名草山を経由して手白沢に歩いてこようかと思う。
 写真は手白沢温泉の露天風呂
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  2004年10月24日(日)   2004年10月24日(日) 奥多摩・酉谷山
久しぶりの上天気(実はけっこうガスが出たんですけれど)酉谷山へ行ってきました。大日向からの登山道は、地形図には出ておらず、エアリアマップには点線コース。新版埼玉県の山に案内が出ているというだけの難コース。
 にもかかわらず、覚悟を決めた参加者が10名、それに時にSLを担当してくれたり、このHP作成に多大な協力をくれているT氏とI氏夫妻も参加して、久しぶりに14名という大所帯だった。
 マタタビの実をわいわい言いながら試食した林道終点からすぐ急斜面。登山道はジグザグに切られているが、部分的に細かったり崩れていたりしている急斜面のトラバース道だから緊張が強いられた。時には倒木をまたいだりくぐったり、強引な急斜面直登が有ったり。思った通りの厳しい道皆さん快調に、ただし写真など撮る余裕はなく、標準コースタイムで登り切ってしまいました。ECクラブでは珍しいことです。
 その調子で下山道はまるで高速道路。順調に歩いて、ヘッドランプを使うぎりぎりの時間に東日原に到着したものの、ほんの3分の差でバスが出てしまい、次のバスは1時間半以上後。とりあえずタクシーを呼ぶことにしたのですが、迎えにくるまでの間いろいろお話しも出来たりして、あわてて乗り込んでしまうよりこんな時間も貴重だなと思ったのでありました。
 大日向登山口9:10→稜線12:00→酉谷山13:10 13:30発→一杯水避難小屋15:30→東日原バス停17:25
 写真:酉谷山手前のピーク小黒へ登るヤブ道
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  2004年10月20日(水)   2004年10月20日(水) 伊吹山
 台風の動きに一喜一憂しながら出かけたが、初日の荒島岳登山基地勝原についてから天気予報を見て、決行すると帰れなるかもしれないと言うことで中止を決定。19日に荒島岳のみ登ってそのまま伊吹山麓を通過して東京まで帰ってきた。
 今日はやはり東海道線も停まっている様子なので中止は正解だったようだ。
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  2004年10月19日(火)   2004年10月18日(月)〜19日(火) 越美・荒島岳
登山ロの勝原(かどはら)へ向う越美北線(九頭竜線)は、ワンマン一両編成の典型的ローカル線。ただでさえ淋しいのに、福井豪雨のため寸断された路線は修復もままならず放置されていて、一部区間代行バス乗替が必要だった。
 勝原には、民宿が一軒のみ「林湊」のおかみさんは、趣味で民宿を続けているとのこと。お嬢さんもまた数軒しか住んでいないようなこの山奥の村で、成城学園にでもあるような都会的なこじゃれた喫茶店をやっているという、変といえば変な宿だ。しかし、少し長めのお話を我慢すれば、基本的には親切で食事もおいしくお勧めである。
 こんな事ばかり書いているのは、晴天の予定の荒島岳山行が、台風23号の発生で悪天になってしまったからである。
 本題の荒島岳登山は、最近、登山道の整備が進んで、私の持っていたガイドでックとはかなり様子が違った。皆さんのてきぱきとした行動のせいもあり、雨の中ながらスムーズに山行が終了した。
勝原登山ロ発6:00〜しゃくなげ平8:30〜荒臭岳山頂9:45〜勝原13:00
 他地域と同様紅葉はいまいちだった。
 「写真:九頭竜線の一両運行の車両キハ120」
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  2004年10月15日(金)   
 前日の曇り空とは、うって変わって全国的な晴天。すがすがしい気分で歩き出した。
十六曲峠あたりから綺麗になった紅葉を愛でながら、鼻曲山のピーク大天狗に到着。もう一っのピーク小天狗に向おうと、鞍部へ下り始めたとき。ドサッという音。おもわず顔を上げると、目の前10メートル程のところ、ドサドサっと登山道を熊が横切り急な笹の斜面を逃げ下っていった。
 こちらもびっくり!まずは大天狗に戻り一息つく。いっとき休んでみんなで♪あるう日〜山の中〜熊さんと〜出合った〜♪ と歌いながら再度小天狗へ向った。
 先程の遭遇地点では強烈な動物臭がしたものの、すでに態さんは遠くに行ってしまったようで無事通過し、小天狗の山頂ではときおり吹く風もほほに気持良く、360度の景色と紅葉。そして太陽の恵みをいっぱいいただいて、至福の時をすごしたのであった。
 霧積温泉金湯館発8:10 大天狗10:50 熊さんとの接近遭遇11:00 小天狗発11:30 熊野神社着14:30 
 金湯館のぬる湯はのんびり落着く。鼻曲りの紅華は、例年より遅く1200m以上が良かった。熊野神社の場所は旧中仙道の峠。茶屋風のお店で食べたちから餅もなかなか美味しかった。
 写真は途中から見えた角落山(真ん中)
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  2004年10月15日(金)   2004年10月14日(木) 角落山
 今にも降り出しそうな空模様の中歩き出す。初めは2時間弱の林道歩きだが未舗装で木々に囲まれた道は雰囲気も良く歩ける。終点から始まる登山道は沢筋の道。霧のただよう有限な雰囲気はなかなか趣がある。鎖のあるトラバース、リッジ状のみ道。露岩の通過など変化があり、山頂付近は近そうで遠いなかなかタフな道と変化に富んだコースはたかが700mほどの標高差で、たいした山でもないのにとても深〜い山奥へ入ってきたような重みを館いる山だった。
 はまゆう山荘前発10:10 角落山山頂13:10 発13:30 はまゆう山荘まえ15:40
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  2004年10月11日(月)   2004年10月11日(月)(祭日) 雁ヶ腹摺山
 霧雨模様の中、尾根コースへの入口に向かった。再整備された沢コースを歩きたかったのだが、「整備はしてあるけど、台風の後で1〜2ヶ所は橋を渡るのが難儀かもしれないねー」という金山鉱泉山口館のご主人のサジェスチョンを受けての出発だった。
 低く、厚い雲の中、半分は展望をあきらめ半分は天気予報の大当たりを期待して歩き始めた。それでも、コウヤボウキ、センブリ、リンドウなど秋の花に心和まされ道もはかどった。
 山頂に近づくにつれ明るくなり始め、山頂に着いたときは、富士山が頭を出して歓迎してくれていた。下山を始めるとさっとガスがたち、大峠に呼んだタクシーに乗り込むときには、また霧の中。まさに最高のタイミングで山頂の立ったのである。
 当初は大峠〜雁が腹摺り山頂〜金山鉱泉の予定だったのを、G企画とはいえ、やっぱり山に登るという充実感を大切にしようと思い逆コースに変更した。実にそれが正解したのだ。もし当初の通りだったら山頂では雨の中で富士山を見ることは出来なかった。
 やはり山の神様は苦労する登山者に素敵な贈り物をくれるのだと感謝したのであった。
 参加者:会員6名 ゲスト1名
 金山鉱泉発9:10〜雁が腹摺り山山頂14:30〜大峠15:50
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  2004年10月9日(土)   10月5日(金)〜6日(土) 立山三山縦走
 3時30分。ふと目が覚めると窓の外から強い雨音が聞こえる。今日は行けるかな?登るのは止めて紅葉真っ盛りのタンボ平を下るだけにしようかなど考えながらまたうとうとした。
 5時半ころまでまだ降っていたものの出発予定の6時には上がり、霧の中出発。良いペースで雷鳥坂を上り剱御前小屋で休憩している間に薄日も差し始める。その後天候は回復し、剣岳の山頂は残念ながら最後まで顔を出してくれなかったが、雲の間から遠く槍を覗けたりして快適な縦走になった。
 富士の折立から雄山辺りはうっすらと雪化粧(写真)。紅葉は弥陀ヶ原やロープウェー下のタンボ平辺りが真っ盛りで素晴らしかった。
参加者:会員12名
 雷鳥荘発(6:00)〜立山三山縦走〜室堂バスターミナル(14:30)  
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  2004年10月9日(土)   10月8日(金) 上越・谷川岳
 前日のニュースで山頂付近は紅葉見頃と有ったので期待しつつ、天気が崩れるのを覚悟で出発。
 さすがに肌寒い曇り空。でも高曇りで展望はとても良い。熊穴沢避難小屋辺りから紅葉が綺麗になり、廻りの山々が墨絵のように眺められる。トマノ耳につく頃、万太郎山辺りの稜線を越えてゆく雲が濃くなり(写真)、時々さーっと視界が遮られるがまだまだ大丈夫、オキノ耳山頂では国境稜線、苗場山の真っ平らな姿、越後三山、巻機山、尾瀬、日光、関東山地、浅間と360度の景観を楽しみ、浅間神社奥の院と足を伸ばしてから小屋に戻る途中急激に雲が厚くなるあっという間に強風と雨になる。山頂小屋で休憩後快調に下山。予想をはずれた展望で涼しさも相まって快適な山行だった。
参加者:会員6名
 天神平発(9:30)〜オキノ耳(12:15)〜山頂小屋発(13:30)〜天神平(14:30)
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  2004年10月9日(土)   10月9日(土)〜10日(日) 北ア・有明山
 台風が来ているが、今日は入山のみ明日は台風一過で好天の中きっと最高の山行と張り切っていたが、朝6時30分有明荘から電話が入る。途中の林道が通過不能になり来られません。キャンセルして下さいとのこと。
 というわけで、山行中止。たっぷりHPの書き込みをしています。
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